命令系統の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:00 UTC 版)
日露開戦後に現地陸軍の総司令部として設置され、それまでの大本営首脳(参謀総長・副長)が指揮に当たった満州軍総司令部の方針と、その後の東京の大本営の方針とに乖離が生じ、大本営が乃木第三軍に直接通達を出したことがあったという軍令上の構造的な問題があり、第三軍の作戦に影響を与え続けた。御前会議を経て11月半ばころにようやく、『旅順攻撃を主目標としつつも、陥落させることが不可能な場合は港内を俯瞰できる位置を確保して、艦船、造兵廠に攻撃を加える』という方針で満州軍総司令部(大山司令官)と大本営間の調整が付いた。
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