呼気中の二酸化炭素に酸素-18が含まれる理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 07:48 UTC 版)
「二重標識水」の記事における「呼気中の二酸化炭素に酸素-18が含まれる理由」の解説
例えばグルコースが生体内で好気性代謝される時、物質の収支は次のようになる。 C6H12O6 +6O2 → 6 CO2+ 6 H2O 一見、吸気中の酸素が二酸化炭素になったように見えるが、実際には以下の反応の組み合わせで成り立っている。 解糖系、クエン酸回路 C6H12O6 + 6 H2O → 6 CO2 + 24 H+ + 24 e- ここで、グルコースと水の酸素原子が二酸化炭素の一部になることがわかる。 電子伝達系 6 O2 + 24 H+ + 24 e- → 12 H2O ミトコンドリアの電子伝達系により水が生成され、同時にエネルギー(ATP)が生じる。生成される水に含まれる酸素原子は元々は空気中にあったものである。
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