呼吸中枢と呼吸パターンとは? わかりやすく解説

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呼吸中枢と呼吸パターン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 23:09 UTC 版)

呼吸調節」の記事における「呼吸中枢と呼吸パターン」の解説

呼吸中枢調節重要な信号は、(1)動脈血酸素分圧Pao₂基準値80~100mmHg)(2)動脈血二酸化炭素分圧Paco₂基準値35~45mmHg)の信号である。 Paco₂敏感に反応するのは、延髄にある中枢化学受容野である。ここから信号が主に呼吸調節している。 Pao₂反応するのは、頸動脈小体大動脈小体存在する末梢化学受容体である。やや感度低くある程度低酸素状態(Pao₂60mmHg以下)になった時に初め反応する。しかし、Paco₂異常に高い状態が長期間継続するPaco₂対す中枢化学受容野の反応性低下してしまうため、低酸素状態に対す末梢化学受容体からの信号呼吸中枢刺激する唯一の入力になる。この状態で、高濃度酸素濃度吸引させると、Pao₂急激にあがり、末梢化学受容体からの信号途絶え呼吸維持困難になる。これを、CO₂ ナルコーシスという。

※この「呼吸中枢と呼吸パターン」の解説は、「呼吸調節」の解説の一部です。
「呼吸中枢と呼吸パターン」を含む「呼吸調節」の記事については、「呼吸調節」の概要を参照ください。

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