周期が偶数である場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 05:19 UTC 版)
「対移動平均比率法」の記事における「周期が偶数である場合」の解説
1周期内のデータ数が偶数である場合には、1. 移動平均 B を計算するときに少し工夫が要る。例えば、単純移動平均をさらに二つずつ平均する方法がある。こうすると移動平均の項数が1つ少なくなるが、各季節の前後のデータを対称かつ均等に扱った平均値が得られる。 周期内のデータ数が偶数である場合の移動平均段階前々年前年今年季節春 夏 秋 冬 春' 夏' 秋' 冬' 春" 夏" 秋" 冬" 0. 原系列 A126 87 246 288 138 91 274 309 147 101 289 341 4項の単純 移動平均 -- 186.8 189.8 190.8 197.8 203.0 205.3 207.8 211.5 219.5 -- 1. 2項ずつの 移動平均 B-- -- 188.3 190.3 194.3 200.4 204.1 206.5 209.6 215.5 -- -- 例えば、表の左下隅の値 188.3 は、前々年の春と前年の春'を平均した値と、夏,秋,冬の値との平均になっている。 188.3 = { 186.8 + 189.8 } / 2 = { (春+夏+秋+冬)/4 + (夏+秋+冬+春')/4 } / 2 = { 春 + 2×(夏+秋+冬) + 春'}/4 / 2 = { 春/2 + 夏+秋+冬 + 春'/2}/4 …… 秋を中心として対称 = { (春+春')/2 +夏+秋+冬 }/4
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