否定の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 06:04 UTC 版)
しかし、太陽から引き出された高温のガスは惑星のような小さな塊にまとまることができない。太陽のガスは大部分が水素で、あとはわずかにヘリウムがあるだけで、地球などを構成する岩石の成分がほとんど無い、などの難点があって、1960年代に入り新しい太陽系起源説が提唱されるにつれ、顧みられなくなった。 こうした恒星同士の大接近の確率は、球状星団の中心部では大きく、しばしば恒星の接近や衝突が起こっているとの説も出されているが、銀河系では全く起こらないほど小さいと考えられる。従ってこの説が正しいなら太陽系以外に惑星は無いはずであるが、20世紀末から太陽系外惑星が続々と発見されていることからも、潮汐説は完全に否定されたと言ってよい。
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