名前と情報源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 01:44 UTC 版)
詩人の雅号が「サアディー」であることは現存する抒情詩ガザルのタハッロス・ベイトに詠み込まれる雅号がそれであることから明らかである。しかし詩人の本名(ここでは、ラカブ、クンヤ、イスム、ナサブを意味する)については古い写本同士で情報が一致せず、諸説ある状況である。イブン・フワティー(英語版)(d. 1323)は1262年にサアディーに書簡を送り、その時の返信から詩人の名前が「モスレホッディーン・アブーモハンマド・アブドッラー・ブン・モシャッレフ・ブン・モスレヘ・ブン・モシャッレフ」と記録しており、これが決定的な証拠のようにも見えるが、多くの学者がこれに疑問を抱く。ジャーミー(d. 1492)などが支持するのは「アブーモハンマド・モシャッレフッディーン・モスレヘ・ブン・アブドッラー・ブン・モシャッレフ」である。 後世の人はサアディーのことを、親しみを込めて「シェイフ」(長老)と呼ぶ。
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