史的評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 03:35 UTC 版)
兵補は、郷土防衛義勇軍などと異なって、あくまで日本軍の一部としての存在であった。日本軍の後方補助兵力の小さな割合を占めただけであったことから、あまり重要な存在とは評価しない見方が多い。インドネシア国軍では、現地人指揮官が率いた郷土防衛義勇軍を自己の起源と規定する一方、兵補については他民族支配下の存在としてオランダ植民地軍の現地人兵士と同視している。 しかし、兵補の兵力の多さや経験から戦後の武装独立運動への寄与は相当大きく、また、現地人の民族ごとの帰属意識やアイデンティティの分化を促し、民族間対立の顕在化につながったとする評価もある。
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