台本の作成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:47 UTC 版)
「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」の記事における「台本の作成」の解説
『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』を制作したパイソンズだったが、単なるスケッチの寄せ集めであるその作品には満足していなかった。次に書き始めた台本のテーマは「アーサー王と円卓の騎士」であった。もともと最初の台本では時代設定は中世と現代の2つにまたがっており、アーサー王はロンドンの高級デパートハロッズで聖杯を見つけるというストーリーだったが、オックスフォード大学で共に歴史学を学んでいたジョーンズとペイリンの希望で初めから終わりまですべて中世の話に書き直された。その中には、低予算を逆手にとった秀逸なギャグ、「馬の足音の代わりに2つに割ったココナッツを打ち鳴らし、馬に乗っているかのようなパントマイムをする」ものや、衛兵とのツバメを巡る不毛な議論、王に対して口答えをする民衆のスケッチなどが含まれていた。 『空飛ぶモンティ・パイソン』でカルト的な成功をおさめていたパイソンズであったが、映画会社からの資金の援助はほとんどなく、映画製作の予算はパイソン・ファンであるピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンなどの音楽業界の事務所からかき集められた。
※この「台本の作成」の解説は、「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」の解説の一部です。
「台本の作成」を含む「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」の記事については、「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」の概要を参照ください。
- 台本の作成のページへのリンク