可能性や実用案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 16:51 UTC 版)
地球上から、有人の弾体をマスドライバーで打ち上げるのはかなり乱暴な方法と言わざるを得ない。なぜなら本来は数kmの上昇距離をかけて加速するはずの速度を、砲身の数百m程度の距離で加速するマスドライバーは、弾体に強い加速度がかかるためである。この問題に対して、SF作品の多くは「宇宙船カタパルト」としてのマスドライバーを登場させるなどしている。 マスドライバーは、地球上から有人コンテナを打ち上げるには、加速がかかり過ぎるなどの点で不適切な部分も多いが、地球よりも重力の弱い月や火星などの天体から打ち上げる場合は、非常に有効な射出手段として考えられている。なお、NASAでは永久磁石を用いるインダクトラックが補助的なマスドライバーとして利用できる可能性があると考え、研究資金を提供している。
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