古関裕而との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 04:40 UTC 版)
上述のように同じ福島県出身の作詞家の野村俊夫や作曲家の古関裕而とともに「コロムビア三羽ガラス」と呼ばれた。 伊藤は古関の作品を特に多くレコーディングしている。「露営の歌」「続露営の歌」「暁に祈る」「海底万里」といった戦時歌謡から、「イヨマンテの夜」「君いとしき人よ」といった歌謡曲、また、現在でも夏の高校野球全国大会で歌われている「栄冠は君に輝く」までもが伊藤の創唱によるものであった。古関裕而のクラシックの格調は、美しいテナーの音色で歌う藤山一郎に代表されるが、古関メロディーのドラマティックな抒情性は伊藤久男のリリックな歌唱によって声価を高めた。 早稲田大学の第一応援歌『紺碧の空』は久男のいとこで当時の応援団リーダー長だった伊藤戊(しげる)が、新進だった古関を推薦して作曲を依頼したものである。
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