反回神経麻痺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 18:03 UTC 版)
胸部・頚部の手術(甲状腺腫瘍摘出術、食道摘出・再建術、動脈管結紮術など)により、反回神経が損傷することがある。反回神経の損傷により喉頭の運動が障害された状態を反回神経麻痺と呼ぶ。片側の損傷では声帯が完全には閉じなくなるために嗄声(声かれ、しゃがれ声)となるが、両側の損傷では声帯が中間位で固定してしまうために喉頭の気道が十分に開かず、呼吸困難となる。両側反回神経麻痺では、気管内挿管が必要となる(麻痺から回復する見通しがない場合は、気管切開が必要となる)。
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反回神経麻痺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:03 UTC 版)
甲状腺のすぐ後ろを反回神経が走っているので、甲状腺切除などの手術で神経が損傷すると嗄声や会話時の息切れを起こす。これは反回神経が声帯を動かす筋肉を支配しているからである。同様のことは肺や食道の手術の際にも起こりうる。反回神経が損傷しているかどうかはファイバースコープで声帯の動きを観察して判断される。
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