又口川発電所
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尾鷲電気最初の水力発電所は又口川発電所である。所在地は尾鷲町南浦矢所で、クチスボダムのやや下流、銚子川水系又口川・古和谷の合流点直前に位置した。発電所出力は145キロワット。1920年(大正9年)3月に運転を開始し、合同電気時代の1935年(昭和10年)8月に廃止された。 又口川より0.50立方メートル毎秒を取水し、川の左岸に沿った約2.7キロメートルの水路で39.5メートルの落差を得て発電する仕組みであった。発電設備は電業社製フランシス水車と芝浦製作所製三相交流発電機各1台からなる。発生電力の周波数は50ヘルツに設定されていた。
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