参議院議員選挙敗北によるキャスティングボート喪失
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「国民新党」の記事における「参議院議員選挙敗北によるキャスティングボート喪失」の解説
2010年の参議院議員選挙では連立与党の過半数維持のため国民新党・民主党合わせて56議席の獲得を目指したが、国民新党は選挙区・比例区ともに0という結果に終わり、民主党も44議席しか獲得できず、連立与党は参議院の過半数を失った。このことによって、2007年参議院議員選挙以来国民新党が持ち続けた参議院におけるキャスティングボートも失われることになった。 参院選後も連立与党に留まったものの、民主党内では参院選前から、公明党やこの選挙で躍進したみんなの党への連立組み替え論も囁かれはじめており、選挙前にもかかわらず、民主党枝野幸男幹事長から「(みんなの党とは)行政改革などかなりの部分、一致している。政策的判断としては一緒にやっていただけると思う」と民・み連立への意欲をうかがわせる発言があった。これに対し、国民新党側は下地幹郎幹事長が「みんなの党が郵政改革法案に賛成でないのは確かで、最優先で成立させると言ってきたことを不透明にするのか」と不快感を示した。しかし、国民新党の影響力の低下は避けられない厳しい情勢となった。
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