原産・生育地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 00:27 UTC 版)
日本の不知火海沿岸が原産と推定される。農学博士の田中長三郎は文献調査および現地調査から鹿児島県長島(現・鹿児島県出水郡長島町)がウンシュウミカンの原生地との説を唱えた。鹿児島県長島は小ミカンが伝来した八代にも近く、戦国時代以前は八代と同じく肥後国であったこと、1936年に当地で推定樹齢300年の古木(太平洋戦争中に枯死)が発見されたことから、この説で疑いないとされるようになった。発見された木は接ぎ木されており、最初の原木は400 - 500年前に発生したと推察される。DNA鑑定により種子親がキシュウミカン、花粉親がクネンボであると推定された。 ウンシュウミカンは日本では主に、関東以南の暖地で栽培される。また、和歌山県、愛媛県、静岡県が代表的な産地である。温暖な気候を好むが、柑橘類の中では比較的寒さに強い。
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