単なるコンピュータやシングルユーザー以上のものへの着目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 20:23 UTC 版)
「ユーザー中心設計」の記事における「単なるコンピュータやシングルユーザー以上のものへの着目」の解説
ユーザー中心設計は、コンピュータや紙のインタフェースの観点で語られることが多いが、その応用範囲はもっと広い。そのデザイン哲学は、自動車のダッシュボードから接客サービス(例えば、レストランでの座席への案内、注文、配膳、支払いなど)まで、ユーザーとの相互作用のある様々な分野に適用される。 ユーザー中心設計を複数人のユーザーとの相互作用に適用する場合を、ユーザーエクスペリエンスデザインと呼ぶ。ユーザーエクスペリエンスは、個別のインタフェース、人と人との接触/やりとり、概念的アーキテクチャをいくつも集めたものである。例えば、レストランの例で言えば、注文や支払いといった行為は個別のユーザー間の相互作用だが、全体として「外食」というユーザーエクスペリエンスを構成する。ユーザーエクスペリエンスを有効なものとするには、個々の相互作用を改善するだけでは十分ではない。最終的には、個々の相互作用が有機的に統合されることで1つのユーザーエクスペリエンスが完成される。 製品デザインでは、その製品を購入してから普通に使えるようになるまでの一連の作業を アウトオブボックス・エクスペリエンス(英語版)(OOBE)と呼ぶ。これには、梱包を解き、説明書を読み、組み立て、使ってみるという一連の作業が含まれる。
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