南部曲り家の残存・継承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 07:16 UTC 版)
残存している南部曲り家には、継続的に居宅として使用されているものと、近隣に新しい居宅が建てられた後に物置として使用されてきたものが見られる。これらは、曲り家での生活に対する積極的な意識、あるいは所有者の相対的な経済的困窮によって残存してきた。それらの多くは新たな生活様式にある程度適応させた改造がなされているが、中には茅葺屋根を維持している例も見られる。 遠野市にある「千葉家住宅」および「旧菊池家住宅」(遠野伝承園に市内の小友町から移築)は、国の重要文化財に指定されている。 遠野市の「遠野ふるさと村」や、盛岡市の「盛岡手づくり村」などの観光施設にも、移設復元された南部曲り家がある。
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