南部アフリカ聖公会とは? わかりやすく解説

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南部アフリカ聖公会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/09 04:41 UTC 版)

南部アフリカ聖公会英語: Anglican Church of Southern Africa)は、アフリカ大陸南部に展開する聖公会で、アングリカン・コミュニオンに所属している。ここでいう南部アフリカとは南アフリカ共和国に限らず、ナミビアレソトエスワティニセントヘレナも含まれている。なお、かつてはモザンビークアンゴラも管轄していたが、両国は2021年に新設のモザンビーク・アンゴラ聖公会英語版に移行した。ボツワナマラウイザンビアジンバブエ中央アフリカ聖公会英語版の管轄である。

ケープタウンに本部を置いている。

歴史

アフリカ大陸南部が西ヨーロッパの植民地となったのはベルリン会議が開かれた1880年代だった。ナポレオン戦争後に支配権がオランダからイギリスに移った。これとほぼ同時にカトリックプロテスタント双方の布教活動も進み、その影響力も増大した。イギリスやフランスが奴隷貿易を行ったことから、ヨーロッパ人と現地人との間に深刻な対立が生じたが、キリスト教は批判も反対もしなかった。

一夫多妻制を伝統とする地域でもあるので、欧州式のキリスト教を定着させるのは非常に難しかった。

アパルトヘイト時代、黒人司祭の活動は制限されていた。1984年、アパルトヘイト撤廃運動の功績が認められて、ケープタウン大主教デズモンド・ムピロ・ツツノーベル平和賞を受賞した。

現在ではHIV対策にも取り組んでいる。

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