南蔵院 (福岡県篠栗町)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 南蔵院 (福岡県篠栗町)の意味・解説 

南蔵院 (福岡県篠栗町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/03 18:43 UTC 版)

南蔵院
南蔵院本堂入口
所在地 福岡県糟屋郡篠栗町大字篠栗1035
位置 北緯33度37分11.1秒 東経130度34分22.2秒 / 北緯33.619750度 東経130.572833度 / 33.619750; 130.572833座標: 北緯33度37分11.1秒 東経130度34分22.2秒 / 北緯33.619750度 東経130.572833度 / 33.619750; 130.572833
宗派 高野山真言宗
寺格 別格本山
創建年 1899年
札所等 篠栗四国八十八箇所
公式サイト 南蔵院
法人番号 3290005006060
テンプレートを表示

南蔵院(なんぞういん)は、日本福岡県糟屋郡篠栗町にある高野山真言宗の寺院[1]。同宗の別格本山であり、篠栗四国八十八箇所の総本寺[2]ブロンズ製としては世界最大級となる仏像「釈迦涅槃像」などがあり、年間130万人以上の参拝者がある[3]開運の利益で知られる「出世大黒天」など、宝くじパワースポットとしても著名となっている[4]

来歴

篠栗四国八十八箇所の完成(安政2年・1855年)後、高野山真言宗大本山・金剛峯寺から寺格を、1899年明治32年)に正式な認可を獲得、当初は城戸川端堂という小堂であった[4]明治時代には、廃仏毀釈のあおりを受け霊場廃棄命令が出されたものの、地元民らの長年の嘆願の末に存続されることとなった[3]

伽藍

  • 本堂 阿弥陀如来を奉る。
  • 大師堂
  • 女天堂
  • 妙見堂
  • 大黒堂
  • 荒神堂 他

釈迦涅槃像

全長41メートル、高さ11メートル[5]。ブロンズ製の涅槃像としては世界最大級とされている[6]。開眼の折には当時の米国大統領ビル・クリントンからも祝辞が届いた。安置されている仏舎利は長年の貢献の返礼としてミャンマー仏教会から贈られたものである[3]

大黒天の札

本寺の住職・林覚乗[7]ジャンボ宝くじナンバーズ4などの宝くじで最大1億3000万円の高額当選を繰り返し、その際に手元に保有していた開運アイテムとして知られる、大黒天をかたどった紙製の札。敷地内の売店にて販売されている。

交通

鉄道
JR九州福北ゆたか線篠栗線城戸南蔵院前駅下車すぐ。
自家用車
九州自動車道福岡インターチェンジより約9キロメートル。

出典

  1. ^ 【きょうのテーマ】世界最大の「寝仏さん」 南蔵院 福岡県篠栗町”. 西日本新聞 (2017年2月15日). 2019年10月7日閲覧。
  2. ^ 南蔵院”. 篠栗町観光協会. 2019年10月7日閲覧。
  3. ^ a b c 南蔵院”. ZEKKEI Japan. 2019年10月7日閲覧。
  4. ^ a b 鈴木正崇仏教寺院の近代化と地域社会:福岡県篠栗町の事例から」『慶応義塾大学大学院社会学研究科紀要 : 社会学心理学教育学 : 人間と社会の探究』第77号、2014年、177-211頁。 
  5. ^ 寝ながら、すっきり 福岡・南蔵院で「御身拭い」”. 朝日新聞 (2017年12月27日). 2019年10月7日閲覧。
  6. ^ 仏様、外国人マナー違反に悩む 飲酒・スケボー・像の足裏にガム 福岡・篠栗”. 毎日新聞 (2019年2月5日). 2019年10月7日閲覧。
  7. ^ 宝くじで1億3千万円当せんした住職、使い道と当たる秘訣”. 女性自身 (2019年8月18日). 2019年10月8日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「南蔵院 (福岡県篠栗町)」の関連用語

南蔵院 (福岡県篠栗町)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



南蔵院 (福岡県篠栗町)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの南蔵院 (福岡県篠栗町) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS