南砺市立図書館とは? わかりやすく解説

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南砺市立図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/11 13:10 UTC 版)

南砺市立図書館【全体用】
施設情報
事業主体 南砺市
管理運営 南砺市
統計情報
蔵書数 504,973冊(2021年度末[1]時点)
貸出数 261,196冊(2021年度[1]
条例 南砺市図書館条例[2]
公式サイト https://library.city.nanto.toyama.jp/
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南砺市立図書館(なんとしりつとしょかん)は、富山県南砺市公共図書館の総称。南砺市立中央図書館、南砺市立城端図書館、南砺市立平図書館、南砺市立井波図書館、南砺市立福野図書館の5館、上平サービスコーナー、利賀サービスコーナー、井口サービスコーナーで構成されている。

歴史

2004年(平成16年)11月1日、西礪波郡福光町東砺波郡福野町城端町井波町平村上平村利賀村井口村の4町4村が合併して南砺市が発足した。旧・福野町立図書館を南砺市立中央図書館とし、ほかに福光図書館、城端図書館、井波図書館、平図書館、3の図書サービスコーナーという体制となった[1]。2010年(平成22年)4月3日、福光市街地に新たな南砺市立中央図書館が開館し、それまでの中央図書館は南砺市立福野図書館に改称した[1]

2020年度末の住民1人あたり蔵書冊数は10.72冊であり、富山県内の10市の中で最も多かった[1]。2020年度末の住民1人あたり貸出冊数は5.55冊であり、富山県内の10市の中で4番目だった[1]。2021年度の住民1人あたり図書館費は2951円であり、富山県内の10市の中で最も多かった[1]

2021年(令和3年)には元衆議院議長の綿貫民輔(南砺市名誉市民)から図書の寄贈を受けた[3]。2023年(令和5年)、1歳の誕生日を迎えた子どもに絵本を贈る「なんと! バースデーブック」事業(ブックスタート事業)を開始した[4]読書バリアフリーの推進を目的として、2024年(令和6年)4月には富山県の公立図書館としては初めてオーディオブックを導入した[5]

各館

南砺市立中央図書館

南砺市立中央図書館
施設情報
前身 福光町立図書館
所在地 939-1610
富山県南砺市福光7336番地4号 南砺市福光会館
位置 北緯36度33分37.5秒 東経136度52分20.0秒 / 北緯36.560417度 東経136.872222度 / 36.560417; 136.872222
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歴史

1915年(大正4年)9月7日に福光町立福光図書館として設立[6]し、1935年(昭和10年)9月17日に落成[7]。1948年(昭和23年)7月に富山県立図書館の分館に指定された[8]。福光町立図書館で司書や館長を務めた石崎俊彦は洋画家でもあり、戦時中に棟方志功がこの地域に疎開した際には棟方の生活を支援した[9]。1967年(昭和42年)11月15日に総合福祉センター内に移転した[10]。1982年(昭和57年)11月16日には、新装開館している[11]

2010年(平成22年)4月3日、ショッピングセンターのベル福光を全面改修した福光会館1階と地下の一部に移転し、南砺市立中央図書館が開館した[12][13][14]

施設

延床面積は約2,860m2[12]、蔵書数は14万6千冊。図書館が入居している福光会館の建物は外壁全体がガラスグリーンのオープンな空間で、館内は段差の無いワンフロア、授乳室や多目的トイレ、飲食コーナー等がある。日本画家の石崎光瑤はこの場所で生まれた[13]

南砺市立城端図書館

南砺市立城端図書館
施設情報
前身 城端町立図書館
所在地 939-1867
富山県南砺市城端953番地
位置 北緯36度30分50.1秒 東経136度54分0.7秒 / 北緯36.513917度 東経136.900194度 / 36.513917; 136.900194
地図
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歴史

1922年(大正11年)2月11日、城端町助役の鍋田詳平の主導によって、城端町役場2階に城端町立平和記念図書館として創設された[15](設立は同年11月10日[6])。

第二次世界大戦中の休館を経て、戦後は1948年(昭和23年)5月に城端別院の会所跡(城端町405番地)[16]の独立施設で運営を再開した[15](この時点での蔵書数は1万冊[16])。1958年(昭和33年)4月には図書館協議会を設置している[15]。1961年(昭和36年)時点の蔵書数は11,972冊だった[15]。1976年(昭和51年)4月1日に現在地に移転した[17][18]

施設

蔵書数は8万9千冊。鉄筋コンクリート造3階建てで、1階に一般書、2階に児童書、3階に書庫を設けられている[17]

南砺市立井波図書館

南砺市立井波図書館
施設情報
前身 井波町立図書館
所在地 932-0231
富山県南砺市山見1400番地[19]
位置 北緯36度34分0.4秒 東経136度57分51.2秒 / 北緯36.566778度 東経136.964222度 / 36.566778; 136.964222
地図
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歴史

1882年(明治15年)11月、礪波郡井波町の有志によって北越井波書籍館が設立された[20]。富山県における公共図書館の始まりとされることがあるが[20]、井波書籍館は数年で運営を休止している[21]。1889年(明治22年)頃には米倉鱗介が井波書籍館の再興を図ったが、第一次世界大戦後の混乱で立ち消え、1925年(大正14年)9月7日の井波大火で集めた書籍が焼失した[21]

1929年(昭和4年)、井波町の青木万太郎町長が主導して図書館の建設を計画した[21]。1932年(昭和7年)4月20日[22]に昭和会館内に設けられた私立図書館の昭和図書館が、富山県知事の認可を受けて井波町立図書館となった[20][23]。1941年(昭和16年)4月に瑞泉会館へ移転し[23]、1984年(昭和59年)3月に現在地へ移転した[24]6月1日に新築という情報もある[25])。

施設

蔵書数は約9万9千冊。かつての真宗大谷派井波別院瑞泉寺の再建とともに生まれた井波彫刻の技術継承となるよう美術工芸資料も多く収集している[19]

南砺市立福野図書館

南砺市立福野図書館
施設情報
所在地 939-1576
富山県南砺市やかた100番地 福野文化創造センターヘリオス[19]
位置 北緯36度35分28.8秒 東経136度55分5.5秒 / 北緯36.591333度 東経136.918194度 / 36.591333; 136.918194
地図
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歴史

1919年(大正8年)、西方寺境内に私立の授眼蔵仏教図書館として開館した。建物の設計は福野出身の建築家である吉田鉄郎。西方寺住職の佐々木慶成は東京帝国大学文学部出身であり、1951年(昭和26年)に日本図書館協会が創立60周年記念式典で功労者として佐々木を表彰した。1949年(昭和24年)に福野町に移管されて福野町立授眼図書館に改称した。

1991年(平成3年)3月、現在地の福野文化創造センターヘリオス内に移転し[19]、2004年(平成16年)の南砺市発足後には南砺市立中央図書館に改称した。2010年(平成22年)4月3日には福光地域に南砺市立中央図書館が開館したことで、南砺市立福野図書館に改称した[12]。なお、旧施設は西方寺境内に現存している。

施設

蔵書数は約15万冊[19]

南砺市立平図書館

南砺市立平図書館
施設情報
所在地 939-1923
富山県南砺市下梨2271番地[17]
位置 北緯36度25分57.5秒 東経136度57分3.4秒 / 北緯36.432639度 東経136.950944度 / 36.432639; 136.950944
地図
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歴史

1980年(昭和55年)から1981年(昭和56年)にかけて建設され、1981年(昭和56年)10月6日に竣工した平若者センター「春光荘」内の資料室が、1982年(昭和57年)3月1日に平村立図書館となった[26][17]。2004年(平成16年)には春光荘改修に合わせて、1階フロア全面が図書館となった[17]

施設

蔵書数は約2万5千冊[17]

図書サービスコーナー

  • 上平図書サービスコーナー(南砺市上平細島879番地、上平市民センター内)[27]
  • 利賀図書サービスコーナー(南砺市利賀村171番地、利賀市民センター内)[27]
  • 井口図書サービスコーナー(南砺市蛇喰1009番地、井口市民センター内)[27]

脚注

  1. ^ a b c d e f g 南砺市立図書館の組織体制 南砺市
  2. ^ 南砺市立図書館条例”. 南砺市例規集. 2023年9月13日閲覧。
  3. ^ 「綿貫さん寄贈 119冊展示 南砺市中央図書館 経歴とともに紹介」『中日新聞』2021年1月13日
  4. ^ 「1歳お祝い 絵本いかが 南砺市、在住者へ贈る」『中日新聞』2023年5月29日
  5. ^ 「耳でも本を楽しんで 南砺市立図書館がオーディオブック導入、公立では県内初」『北日本新聞』2024年5月22日
  6. ^ a b 『富山県立図書館の50年』(1990年11月30日、富山県立図書館発行)89頁。
  7. ^ 『富山県立図書館の50年』(1990年11月30日、富山県立図書館発行)91頁。
  8. ^ 『福光町史 下巻』南砺市、2011年、426頁。
  9. ^ 奥深き徳のある地、富山・南砺(なんと)。棟方志功ゆかりの地を巡る 家庭画報.com、2023年6月30日
  10. ^ 『福光町史 下巻』南砺市、2011年、429頁。
  11. ^ 『富山県立図書館の50年』(1990年11月30日、富山県立図書館発行)140頁。
  12. ^ a b c 「南砺・中央図書館オープン 文化活動の拠点に」『北日本新聞』2010年4月4日付朝刊、21面
  13. ^ a b 『とやまの図書館ガイドブック』富山県図書館協会、2023年、24頁。
  14. ^ 『福光町史 下巻』南砺市、2011年、270頁。
  15. ^ a b c d 『富山県図書館運動史と図書館史』富山県図書館協会, 1961年、80頁
  16. ^ a b 『城端町 行政史』(2005年11月30日、南砺市編集、発行)420頁。
  17. ^ a b c d e f 『とやまの図書館ガイドブック』富山県図書館協会、2023年、25頁。
  18. ^ 『富山県立図書館の50年』(1990年11月30日、富山県立図書館発行)130「頁。
  19. ^ a b c d e 『とやまの図書館ガイドブック』富山県図書館協会、2023年、26頁。
  20. ^ a b c 南砺市立井波図書館 とやま学遊ネット、2023年9月16日閲覧。
  21. ^ a b c 『富山県図書館運動史と図書館史』富山県図書館協会, 1961年、79頁
  22. ^ 『井波町史 下巻』井波町、1970年、年表36頁。
  23. ^ a b 『井波町史 下巻』井波町、1970年、年表37頁。
  24. ^ 千秋兼治『井波 歴史のうねり六〇〇年』井波町開町六〇〇年記念委員会、1990年、346頁。
  25. ^ 『富山県立図書館の50年』(1990年11月30日、富山県立図書館発行)142頁。
  26. ^ 『越中五箇山 平村史 上巻』平村、1985年、1279頁。
  27. ^ a b c 『とやまの図書館ガイドブック』富山県図書館協会、2023年、27頁。

関連項目

外部リンク




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