協力隊堕落論についての論評
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「青年海外協力隊堕落論」の記事における「協力隊堕落論についての論評」の解説
協力隊経験者で神戸大学大学院生であった青山直明は、「青年海外協力隊に見る中の論理と外の論理」というタイトルで、1997年(平成9年)に読売新聞が開催した第三回読売論壇新人賞に論文を投稿した。青山の論文は佳作に入賞した。 この中で青山は、石橋が『新潮45』に寄稿した記事などについて「建設的な提言など皆無の、全くの感情的な批判」と評した。その上で、協力隊に対する報道が、「『現地住民と一体になって汗と泥にまみれて働く清きボランティア』という礼賛か、『仕事もなく毎日無為に過ごして二年間の休暇を満喫する優雅な若者』という告発のどちらか」に二極化しているとした。一方で、「外務省にとって協力隊事業が格好の宣伝となっている」と指摘した。 青山はこの論文の中で、「協力隊の目的の明確化」「精神主義からの決別」「外部への情報発信」「失敗の分析」と、4つの項目を『青年海外協力隊の改革すべき点である』と主張した。
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