半マングローブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 16:31 UTC 版)
真のマングローブ(true mangrove)に類似した植生として、半マングローブ(semi-mangroveまたはminor-mangrove)があり、広義のマングローブとして考えられている。マングローブ植物が、自然状態では潮間帯のみに生育し、陸地に分布を広げないのに対し、半マングローブを構成する植物(以下、「半マングローブ植物」とする。)は陸地での生育も可能な種が含まれる。半マングローブはマングローブと混在、あるいは周辺の陸地部に立地する。 また、半マングローブ植物もマングローブ植物と同様に、海水の塩分に対し適応した形態(クチクラ層が発達した葉など)や生理機能(塩分排出能など)を持っている種もある。 日本では、半マングローブを構成する植物として、代表的な種としてハマボウやハマジンチョウ、ハマナツメ、テリハボクなどが挙げられるが、上述した種も含まれる。
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