千波湖ハクチョウ撲殺事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 13:59 UTC 版)
2008年に起きた、少年2名が千波湖畔に棲むハクチョウ等を撲殺した少年犯罪。2008年4月28日午前5時30分頃、コクチョウ5羽、コブハクチョウ2羽が千波湖北岸の草むらと湖面で死んでいるのが発見される。他に羽の付け根を骨折したコクチョウ1羽も見つかる(後にこの個体も死んだ)。死んで発見された7羽には首や頭の骨が折れている跡があり、何者かにより撲殺された疑いがあった。この事件以前の4月17日の朝にもコクチョウ6羽、コブハクチョウ1羽が死んでいるのが見つかっており、動物愛護法違反で捜査が行われていたところ、水戸市立の中学3年生(男子)と、同校の2年生(男子)の2名が棒でハクチョウ等を殴ったことを認める供述をした。 2少年は4月17日の事件についても関与を認めており、水戸警察署は非行事実を鳥獣保護法違反に切り替えた上で、少年法上のいわゆる「犯罪少年」にあたる15歳の中学3年生を水戸地方検察庁に、同法のいわゆる「触法少年」にあたる13歳の中学2年生を茨城中央児童相談所にそれぞれ書類送致した。この中学2年生の児童相談所への送致の措置は、触法少年の児童相談所への送致が定められた2007年の改正少年法下における、茨城県で初めてのケースであった。その後、2人の少年は水戸家庭裁判所に送致されたのち、初等少年院送致とする保護処分を7月に受けた。
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