・勧学院学生参賀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 22:55 UTC 版)
中門廊は宴会場にもなる。画像910は『台記』保延2年(1136)12月21日条に藤原頼長の内大臣昇格に勧学院学生(がくしょう)が参賀に訪れたときの指図である。その席は東三条殿(画像030)の東中門廊に設けられた。柱間三間を使い、畳6枚を二行対座に敷き20膳を用意している。中門廊はただの廊下ではない。絵巻などでは中門廊は細くみえるが、『山槐記』には閑院の中門廊の梁間が12尺とあり、当時最大級の東三条殿も同程度のはずで、この宴会場は八畳間を三部屋つなげたぐらいのスペースということになる。
※この「・勧学院学生参賀」の解説は、「寝殿造」の解説の一部です。
「・勧学院学生参賀」を含む「寝殿造」の記事については、「寝殿造」の概要を参照ください。
- 勧学院学生参賀のページへのリンク