加賀正太郎がヨーロッパから持ち帰ったロープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:43 UTC 版)
「クライミングロープ」の記事における「加賀正太郎がヨーロッパから持ち帰ったロープ」の解説
加賀正太郎は1910年にユングフラウに登り、アルプスの高峰に登頂した最初の日本人となり、帰国の際ピッケル、リュックサックとともにクライミングロープを持ち帰った。しかし当時は岩登りはほとんど始まっておらず小島烏水が書いている「軽業か曲芸のように考えて、登山の邪道」という観念が支配的であり、この時も注目を浴びたのはリュックサックのみであった。加賀が持ち帰ったロープのメーカーについて「初めて日本に入ったロープは加賀氏のミッチロープ」という記述はあるが確認されていない。この頃ヨーロッパから各種の登山用具を輸入し『登山の準備』を雑誌『山岳』第8年第2号に発表するなど登山用具の第一人者だった高野鷹蔵もクライミングロープは輸入しておらず、使用法はもとより必要性さえ言及していない。
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