加藤克巳 (野球)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 加藤克巳 (野球)の意味・解説 

加藤克巳 (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/05 06:18 UTC 版)

加藤 克巳
基本情報
国籍 日本
出身地 愛知県名古屋市港区
生年月日 (1935-06-13) 1935年6月13日
没年月日 (2021-11-30) 2021年11月30日(86歳没)
身長
体重
173 cm
69 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 1955年
初出場 1957年
最終出場 1961年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

加藤 克巳(かとう かつみ、1935年6月13日 - 2021年11月30日)は、愛知県名古屋市[1]出身のプロ野球選手捕手)。

経歴

中京商業高校では同期のエース・中山俊丈とバッテリーを組み、捕手として甲子園に4回出場、2年次の1953年春の選抜では1回戦で「瀬戸内少年野球団」のモデルとなった洲本高(大会の優勝校)に敗れた[2]夏の選手権は準決勝まで進むが、大会準優勝校の土佐高に敗れた[3]。同年の徳島国体では決勝に進み徳島商に逆転勝ちし、優勝を飾った。3年次の1954年春の選抜は1回戦で坂崎一彦を打の主軸とする浪商に敗退[2]夏の甲子園では順調に勝ち進み、決勝で松浦三千男興津達男を投打の柱とする静岡商を3-0で降して優勝を飾る[3]。中山以外の高校同期に柳川福三がいた。

1955年読売ジャイアンツへ入団[1]1957年には4試合、1960年は5試合に先発してマスクを被った。しかし、当時巨人の正捕手であった森昌彦の壁を破れず、1963年限りで現役を引退した。

現役引退後は巨人のスカウトに転身し、1999年に退団するまで山倉和博原辰徳槙原寛己後藤孝志らの獲得に尽力した。2021年11月30日午後2時52分、慢性心不全急性増悪のため86歳で死去した[4]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1957 巨人 10 12 9 0 2 0 0 0 2 1 1 0 1 0 2 0 0 1 0 .222 .364 .222 .586
1958 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
1959 11 8 7 1 1 1 0 0 2 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 .143 .143 .286 .429
1960 17 18 17 1 5 0 0 0 5 3 0 0 0 0 1 0 0 6 0 .294 .333 .294 .627
1961 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
通算:5年 41 38 33 2 8 1 0 0 9 4 1 0 2 0 3 0 0 8 2 .242 .306 .273 .579

背番号

  • 35 (1955年 - 1961年)
  • 69 (1962年 - 1963年)

脚注

  1. ^ a b プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、148ページ
  2. ^ a b 「選抜高等学校野球大会60年史」毎日新聞社編 1989年
  3. ^ a b 「全国高等学校野球選手権大会70年史」朝日新聞社編 1989年
  4. ^ “巨人OB加藤克巳氏が死去 86歳 スカウトで山倉、原、槙原、後藤ら名選手を発掘”. デイリースポーツ. (2021年12月1日). https://www.daily.co.jp/baseball/2021/12/01/0014883026.shtm 2021年12月1日閲覧。 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  加藤克巳 (野球)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「加藤克巳 (野球)」の関連用語

加藤克巳 (野球)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



加藤克巳 (野球)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの加藤克巳 (野球) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS