加納の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 16:06 UTC 版)
加納家 丹沢山地の麓にある神奈川県上荻野の豪農。両親、祖母、姉、弟、妹がいる。当主を務める父は中気を患っており、加納を快く送り出す一方で内心では彼が家を継ぐことを希望していた。加納の逮捕後、父と祖母は亡くなり、姉の縁談は破断、家計は傾き、警察の監視下に置かれるなど没落している。 加納周平 加納の実弟。兄と同様に東京の学校への進学を希望していたが、加納の逮捕後に家計が傾き進学を断念。1890年、金玉均の護衛として上京し、密かに実家を訪れた加納と再会するが、犯罪者となった兄を亡き者と見做して涙ながらにつき放した。 酉蔵 東京出身の元泥棒。釧路の監獄に収容され硫黄山での労務に従事していたが脱走し、その道中で加納らと偶然知り合う。加納のことを「旦那」と呼び、その後も行動を共にするようになる。 和田延次郎 金玉均の護衛を務める少年。金が小笠原諸島に滞在していた当時から信任が厚く、加納が金の下を去った後も、死の間際まで付き従った。
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