剰余価値論と『資本論』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/10 15:07 UTC 版)
カール・マルクスが剰余価値概念を確立したのは、その主著『資本論』においてである。学説史的に見て 『資本論』における剰余価値の概念は、価値の概念を継承するものとして成立した。この継承は3つの飛躍を含んでいる。すなわち、労働と労働力の区別と労働力商品の発見、生産過程における労働者の搾取の発見、資本主義的生産様式の歴史性の発見の3つである。カール・マルクスは、価値概念から剰余価値概念に到達するまでに10年以上の時間を費やしている。
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