副作用とリスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 08:48 UTC 版)
一般的な「予想される」副作用も従来の非RNAワクチンと同様であるため、自己免疫反応を起こしやすい人はRNAワクチンに対して副作用を起こす可能性がある。また、ワクチンのmRNA鎖は意図しない免疫反応を引き起こす可能性があり、これを最小限に抑えるために、mRNAワクチンの遺伝子配列の断片はヒト細胞で産生される抗体タンパク質を模倣するよう設計されている。 mRNA鎖がヒト細胞に挿入される前に分解・破壊されないようにするためのドラッグデリバリーシステムとしてPEG化脂質ナノ粒子が使用されているが、これが免疫反応を引き起こし、高用量では肝臓にダメージを与えてしまう原因となる可能性がある。実際に新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験では強い反応が報告されている。
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