前方監視型赤外線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 02:20 UTC 版)
「エンハンスト・ビジョン・システム」の記事における「前方監視型赤外線」の解説
伝統的なEVSセンサは一基の前方監視型赤外線 (FLIR) カメラであった。FLIRには主に二つのタイプがある。一つは高性能な冷却型中波長赤外線カメラ (MWIR, 波長 3-5 µm) で、温度分解能とフレームレートが高いが、高価で大型である。もう一つは光スペクトルに対応する長波長赤外線 (LWIR, 波長 8-14 µm) を捕らえる非冷却型マイクロボロメータで、小型で安価だが気温のコントラストがあまり鮮明ではない。 前方監視型赤外線を用いたEVSのセンサは、高性能な冷却型センサであることが多い。多重スペクトルを用いる場合、望ましいセンサは多くの場面でよりよい大気貫通力を持つ非冷却型であり、詳細な画像は補完センサによって補われる。
※この「前方監視型赤外線」の解説は、「エンハンスト・ビジョン・システム」の解説の一部です。
「前方監視型赤外線」を含む「エンハンスト・ビジョン・システム」の記事については、「エンハンスト・ビジョン・システム」の概要を参照ください。
- 前方監視型赤外線のページへのリンク