ミリ波カメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 02:20 UTC 版)
「エンハンスト・ビジョン・システム」の記事における「ミリ波カメラ」の解説
主に70-250GHz (波長1-4mm) の帯域を持つミリ波パッシブカメラ (PMMW) は、EVSの応用に有望な技術である。これは1990年代にNASA(アメリカ航空宇宙局)から提唱されたもので、航空機用のプロトタイプは存在するが、商業機では利用可能になっていない。 ミリ波パッシブカメラは原理的には前方監視型赤外線 (FLIR) に類似した熱カメラである。物体からの黒体放射がレンズを通してセンサに集められ、電気信号に変換される。黒体放射は温度や放射率のような表面特性によって異なる。FLIRと異なるのは対象となる尺度である。ミリ波のエネルギーは、長波長赤外線 (LWIR) のエネルギーよりも非常に小さい。これは光子を捕らえる技術とは異なるものである。また、カメラの物理的大きさは非常に大きい。
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