初代全日本選抜優勝者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/25 06:23 UTC 版)
1985年の8月に第1回となる全日本選抜競輪が前橋競輪場で開催された。先の高松宮杯決勝で豪快に捲って勝ち2度目のタイトルを奪った滝澤は決勝進出を逃していたが、この頃怪我に泣かされ続けてきた中野が、同月下旬に開催される世界選手権・プロスプリント9連覇へ向けて万全の体勢を敷いており、初物に強い中野にとって、第1回のタイトルは是が非でも欲しかった。もちろん決勝でも人気の中心。一方、佐々木は今度は中野マークの策に出た。 レースは清嶋彰一が逃げ、これを中野が捲る展開となった。中野は4角で清嶋を捕らえ、優勝は目前と見られたが、マークの佐々木が、井上並みの「鬼脚」を披露し、最後は中野を4分の1輪差しきり、初代全日本選抜優勝者の座に就いた。
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