初代リッチモンド公
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 07:18 UTC 版)
「グッドウッド競馬場」の記事における「初代リッチモンド公」の解説
「リッチモンド伯」という爵位は11世紀初頭から存在するが、爵位の所有者は王朝が交代に伴って他家に移ることがたびたびあった。現在のリッチモンド公爵位は17世紀のステュアート朝時代に授爵したレノックス家が代々受け継いでいる。 初代リッチモンド公(1672-1723年)はチャールズ2世(在位1660-1685年)の庶子である。母はルイーズ・ケルアイユ。 チャールズ2世は多くの愛人の間にたくさんの子を儲けた。これらの子には王位継承権はなかったが、代わりにチャールズ2世はたくさんの爵位や屋敷を子どもたちに与えた。初代リッチモンド公が受けた爵位は、イングランド貴族のリッチモンド公爵、マーチ伯爵、セトリントン男爵、スコットランド貴族のレノックス公爵、ダーンリー伯爵であり、フランスのルイ14世からはオウビーニュイ公爵(フランス語版)を授かっている。初代リッチモンド公は、チャールズ2世の時代に主馬頭(Master of the Horse)に任じられていた。 リッチモンド公爵はロンドンにタウンハウス(リッチモンド・ハウス(英語版))を有していたが、狩猟を行うために、1697年にロンドンから遠く離れた南部のサセックスにあるチチェスターの山にカントリー・ハウスを購入した。
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