刊本作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 04:07 UTC 版)
刊本作品とは本をその内容である絵、話だけではなく、印刷、装幀、函の全てにおいて表現の一つであると捉え制作された作品である。それ故に作品ごとにその装幀が異なり、そのこだわりは紙の繊維を得るためにパピルスを栽培したというものまである。その美しさから「書物の芸術」「本の宝石」と呼ばれる。当初は「豆本」としていたが、42号以降が「刊本作品」とされている。「親類」と呼ばれる約300名の会員にのみに実費で頒布されたため、各々の本に通し番号がついており、図書館などへの収蔵も少なく「幻の美書」となっている。初号は昭和10年の「十二支絵本」で、通算139作が制作された。
※この「刊本作品」の解説は、「武井武雄」の解説の一部です。
「刊本作品」を含む「武井武雄」の記事については、「武井武雄」の概要を参照ください。
- 刊本作品のページへのリンク