分類とその変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/23 07:38 UTC 版)
この生物は発見以来長らく正体不明であったが、現在ではアーバスキュラー菌根菌と同じくグロムス門(グロムス菌門、あるいはグロメロ菌門と呼ばれることもある)に属する菌類であることが分かっている。 新種記載は1915年にフリードリヒ・ヴェットシュタインによって行われ、従属栄養性の緑藻とネンジュモとの共生体であるとされた。その後、1933年にナップはこれを藻菌類であるとしたが、1992年にディーター・モーレンハウエル(ドイツ語版)はこれがグロムス属に所属するかも知れないとした。1996年のゲーリッグらによるSSU rRNA(スモールサブユニットリボソームRNA)を用いた解析の結果、これがグロムス類に含まれることが明らかになった(ちなみに、キャバリエ=スミス〈2000年〉では子のう菌類に含めている)。当時、グロムス類は接合菌綱グロムス目とされており、接合菌綱にゲオシフォン目をおく説も検討された。しかし、現在ではグロムス類は単独でグロムス門を形成することが明らかになり、ゲオシフォンはその中に位置づけられている。
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