出版とアラジン組曲
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「アラジン (ニールセン)」の記事における「出版とアラジン組曲」の解説
作曲者の死後の1940年、劇付随音楽から第3幕の踊りの場面を中心に、編曲なしで以下の7曲が抜粋され出版された。この抜粋は今日「アラジン組曲」と呼ばれている。このように、ニールセン自身が組曲を編纂したわけではない。なお、1940年の出版譜は、ニールセンの存命中に写譜された7曲の抜粋の総譜に基づいているが、ニールセン自身がこの写譜を用いて演奏した形跡は見つかっていない。 ただし、ニールセンはこのような劇付随音楽からの抜粋を好んで演奏した。 演奏会用組曲として演奏される際は、「イスパハンの市場」と「黒人の踊り」の合唱パートは普通は省略される。なお、劇の舞台に連動したタイミングで歌う意図で、「イスパハンの市場」の合唱パートにはアドリブと表記されている。 祝祭行進曲 (Orientalsk Festmarch) アラディンの夢と朝霧の踊り (Aladdins Drøm og Morgentaagernes Dans) ヒンズーの踊り (Hindu Dans) 中国の踊り (Kineserdans) イスパハンの市場 (Torvet i Ispahan) 囚人の踊り (Fangernes Dans) 黒人の踊り (Negerdans) なお、1940年以前にも以下のような抜粋・編曲がある。 1919年には劇中の3曲の歌曲が、作曲者自身の手によってピアノと独唱のために編曲され、出版された。 6曲からなるピアノと混声合唱のための編曲がニールセン自身の手によって行われた。 1926年には4曲が、1937年にはそれに1曲を追加した5曲が、室内オーケストラ編成に編曲された出版された。編曲はニールセンによるものではない。1937年版の5曲の曲目と曲順は、1940年版の組曲から「イスパハンの市場」と「囚人の踊り」を差し引いたものと同じである。
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