凶兆・瑞兆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 09:21 UTC 版)
東洋に限らず欧州でも人魚は不吉の前兆とみなされてきた。 我が邦においては、鎌倉時代の幾つかの戦乱は、人魚の漂着がその前触れであったと文献に記録されている(§みちのくの人魚を参照)。ただし江戸時代の文化文政期の瓦版(§越中の人魚(海雷))によれば、人魚の目撃は僥倖とされている。 "人魚は洋の東西をとわず、概して不吉な存在で、悲劇の主人公である"、と神話学者大林太良は考察している。アンデルセンの創作童話「人魚姫」(デンマーク語: Den lille Havfrue)では、人魚には「不死の魂」がないのでそのままでは人間との恋は成就しない。ただしこのアイディアはアンデルセンの発案ではなく、フリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』などが先行する。
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