冠位を授ける者とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 冠位を授ける者の意味・解説 

冠位を授ける者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 16:28 UTC 版)

冠位十二階」の記事における「冠位を授ける者」の解説

冠位与え形式的な授与者は天皇である。学説としては、かつて冠位十二階もっぱら摂政・皇太子聖徳太子厩戸皇子)の業績であるとみなされていたが、後には大臣である蘇我馬子関与大きく認められるようになった学者により厩戸皇子主導権をどの程度認めるかに違いがあるが、誰に冠位授けるかを決め人事権者は、制定時には両者共同とする学者が多い。 馬子その子大臣継いだ蝦夷、さらにその子入鹿冠位伝えられない蘇我蝦夷が、子の入鹿私的に紫冠を与えて大臣したことが『日本書紀』記される古くはこれが最高の冠位である大徳にあたり蝦夷入鹿大徳勝手に受け渡したのだと解釈されていた。しかし現在では蘇我大臣十二階冠位を授からなかったと考えられている。馬子蝦夷入鹿冠位与える側であって与えられる側ではなかった。厩戸皇子等の皇族も同じ意味で冠位対象ではなかった。

※この「冠位を授ける者」の解説は、「冠位十二階」の解説の一部です。
「冠位を授ける者」を含む「冠位十二階」の記事については、「冠位十二階」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「冠位を授ける者」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「冠位を授ける者」の関連用語

冠位を授ける者のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



冠位を授ける者のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの冠位十二階 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS