円借款(えんしゃっかん)
発展途上国に対する経済協力の一環として、日本政府が円資金を使って融資などをすること。長期かつ低金利という緩やかな条件で貸し付ける。有償資金協力ともいう。
円借款は、主にアジア地域における発展途上国を支援するため、1985年に始まった。政府開発援助(ODA)のうち、贈与(無償資金協力)よりも円借款のほうが大きな割合を占めている。
円借款の財源は、一般会計からの出資金、財政投融資制度からの借入金などから構成されている。円借款による融資の残高は、2000年度の実績で約11兆円の規模に上る。
政府間の合意に基づき円借款の実施が決まると、国際協力銀行が実施機関となって実際の円借款を行う。
(2004.02.02掲載)
円借款と同じ種類の言葉
Weblioに収録されているすべての辞書から円借款を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から円借款 を検索
- 円借款のページへのリンク