共戴紀元とは? わかりやすく解説

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共戴紀元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 07:00 UTC 版)

共戴紀元(きょうたいきげん、モンゴル語: Олноо өргөгдсөнラテン文字転写:Olnoo örgögdsön)は、モンゴル国ボグド・ハーンが即位した西暦1911年を元年とする紀元である。「共戴」はモンゴル語の原語(万人に推戴された)の漢訳。なお、実際の用例の中には、定義に掲げた原語と異なる語が使用されているものもあり、一定していない。


  1. ^ 浦野起央編著『資料体系アジア・アフリカ国際関係政治社会史 第2巻 アジア1r』(パピルス出版、1996年。ISBN 4938565862)9章「モンゴル人民共和国の成立」所収の史料中、共戴紀元が使用された最後のものは1925年6月10日発表の「モンゴル政府の中国政府の会議招請に対する回答」(同書10884ページ)であり、これに次ぐ「モンゴル人民共和国首相ゲンドゥンの第七回大フラルダン報告」(1934年12月24日演説、同書10888-10890ページ)では西暦が使用されている。一方、1941年発行の紙幣には「モンゴル人民共和国31年」、1945年発行の硬貨には「モンゴル人民共和国35年」と明記されており、1940年憲法の制定により憲法上の明文規定が失われた後にも公的に使用されていたことが確認できる(同紙幣は1966年まで、硬貨は1970年まで流通していた)。


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