公法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 10:39 UTC 版)
公法は市民もしくは私人と公法人との間の、または2つの公法人の間の関係を規律する。例えば、租税を決定する法律は常に公法の一部であり、連邦(ブント)の公権力当局と州(ラント)の公権力当局との関係もそうである。 公法は原則としていわゆる「上命下服関係」 (Über-Unterordnungs-Verhältnis) に基礎を置く。これは、公権力当局は、市民の同意なくして、なされるべきことは何かを定義することができるというものである(例えば、当局は市民に、その賛同を得なくとも、租税を支払うよう命ずる)。その代わり、当局は法律を遵守しなければならず、法律による授権があってはじめて、命令をすることができる。市民が当局の行為が違法であると考えるときは、裁判所に訴訟を提起することが認められている。
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