免疫系・炎症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:28 UTC 版)
テストステロンの欠乏は、慢性炎症の後遺症でもあるメタボリックシンドローム、心血管疾患、死亡率のリスク増加と関連している。テストステロンの血中濃度は、CRP、インターロイキン-1β、インターロイキン-6、TNFα、エンドトキシン濃度、白血球数など、複数の炎症のバイオマーカーと逆相関している。メタアナリシスで実証されているように、テストステロン補充療法は、炎症マーカーの有意な減少をもたらす。これらの効果は、相乗的に作用する異なるメカニズムによってもたらされる。自己免疫性甲状腺炎(英語版)を併発しているアンドロゲン欠乏症の男性において、テストステロン補充療法は、甲状腺自己抗体価の低下と甲状腺の分泌能力(SPINA-GT(英語版))を増加させる。
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