先行車両の製造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 05:10 UTC 版)
「横浜市交通局10000形電車」の記事における「先行車両の製造」の解説
先行車両となる4両編成2本(第01・02編成)8両は、2006年(平成18年)5月に川崎重工業兵庫工場で落成し、神戸港から横浜港(大黒埠頭)まで貨物船により船舶輸送された。大黒埠頭からはトレーラートラックによる陸上輸送でセンター北駅へと運ばれた。そして、同年5月に同駅付近の高架線上へクレーンで吊り上げるという地下鉄車両としては極めて珍しい車両搬入が実施された(過去には大阪市営地下鉄6000形で実施されたことがある)。 同年7月から先行工事により早期に完成していたセンター北 - センター南間で性能確認試験(性能確認試運転)を開始した。なお、工事の進捗に伴い試運転区間は順次延長されていった(2007年1月まで実施)。 主な確認内容はATC装置・ATO装置や加速・減速性能、誘導障害試験、対列車画像伝送システム、列車無線などの機器や走行安全性、乗り心地、空調装置、ホームドア制御など多岐にわたるものとなった。この先行車両での性能確認試験はおおむね良好であり、この試験結果を元に細部の仕様見直しを行った量産車両(第03 - 15編成)が製造された。
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