傾斜角度変更工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 15:25 UTC 版)
「国鉄381系電車」の記事における「傾斜角度変更工事」の解説
北近畿地区の183系置き換え用として転用された編成は、当初地上設備の関係から振り子機能を使用せずに運用されていた。しかし287系の導入後に乗客から乗り心地に関する苦情が多数寄せられたため、調査と試験走行を実施した結果、振り子機能を復活させることで横方向の揺れを抑えられることが確認された。 このため、振り子動作時の限界に支障しないよう傾斜角度変更改造を行ったグループとして2014年(平成28年)6月に登場した。改造車は新たに1000番台に区分されており、車両番号は原番号+1000となった。 改造内容は車体傾斜角度の5°から3°への変更、台車枠への振り子ストッパ調整板の挿入である。車両番号の表記は従来の番号を車体色と同じ色で塗りつぶし、その横に新番号が黒文字で書かれたステッカーを貼り付ける方式が取られた。
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