偏平トルクコンバーター
FF化する場合には、ATの全長寸法を詰める必要があるため、トルクコンバーターは流路断面形状(トーラスという)を円形から長さ方向に圧縮し、楕円に近い偏平型形状にしている。ロックアップクラッチをトルクコンバーターの中に入れるスペースが必要なためにも、トルクコンバーターを偏平化している。偏平化すると流路内のオイルの流れが悪くなり、容量係数が低下し伝達効率も低下する。流路断面積の変化量を少なくし、流路形状や羽根形状はコンピューター解析により循環する流れの乱れを改善し、スリップ比の全域でトルク比を上げることで効率も向上する。高速度比の容量係数を上げてスリップを減少、燃費向上をはかっている。
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