保存上の特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:20 UTC 版)
水分や油脂が凍結・凝固する程の低温にすることで微生物の活動を抑え、長期間(社団法人日本冷凍食品協会によるとマイナス18℃以下であれば製造後1年程度)にわたって保存できるのが特徴である。 なお、保存温度の「マイナス18℃」は0℉(華氏0度:ファーレンハイト度0はセルシウス度-18)に由来する。さらに温度を下げれば、魚に寄生するアニサキスのような寄生虫を殺すこともできる。 水分が多い野菜や果物などでは、冷凍による破裂や酸化酵素類による変質や変色を防ぐため、ブランチングという処理が施される。 むきえび・イカ・貝類などの冷凍食品では表面の乾燥や酸化を防ぐため、薄い氷の皮膜(グレーズ、glaze)ができるよう処理されている。
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