作用減弱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 03:20 UTC 版)
消化管からのジピリダモールの吸収はpH依存的であり、ボノプラザンやプロトンポンプ阻害薬などの胃酸分泌抑制剤を併用すると吸収が阻害される。同様に、胃のpHを化学的に中和する制酸剤でも、吸収が阻害される可能性がある。ただし、徐放製剤は緩衝作用を受けるので、吸収は胃のpHに影響されない。 また、ジピリダモールはアデノシンの細胞外の濃度を高める作用を有するため、アデノシン受容体をブロックする事で薬理作用を発揮している、カフェインやテオフィリン含む)などの作用を、アデノシンを増加させる事で競合的に減弱させる。もちろん、カフェインやテオフィリンも、ジピリダモールの作用を減弱させる。なお、カフェインは飲食物に含有されていたり、人工的に飲食物に添加されている場合も有り得るため、注意が必要である。
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