作戦中止とエジプト空軍基地への空爆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 09:26 UTC 版)
「タガール作戦」の記事における「作戦中止とエジプト空軍基地への空爆」の解説
ベニ・スエフ タンタ シュブラ・ヒト ジャナクリス マンスーラ クタミア イスラエル空軍の空爆を受けたエジプト空軍基地 10月7日3時50分、ゴラン高原で戦闘中のイスラエル陸軍第188機甲旅団の苦戦とシリア軍戦車部隊が侵攻中であるという情報が届き、5時にシリア軍の侵攻を阻止できないことが明らかになったとき、ベニー・ペレド空軍司令官は午前中にタガール作戦を実行し、午後にシリア軍対空ミサイル陣地攻撃作戦であるドーマン5作戦(英語版)を実行可能か判断を求められ、タガール作戦を中止し、ドーマン5作戦のみを実行することが決定された。しかし、作戦投入用航空機への武装の搭載が完了し、離陸準備態勢が整っていたことから、ペレドは第一波攻撃のみ実施を決定した。 第一波攻撃には、第109飛行隊及び第115飛行隊など複数の飛行隊から約80機が参加した。第一波攻撃は6時30分頃にベニ・スエフ、ビル・アリド、タンタ、マンスーラ、シュブラ・ヒト、ジャナクリス、クタミアのエジプト空軍基地を空爆したが、エジプト空軍機はコンクリート製耐爆格納庫(英語版)に防護されており、滑走路に損傷を与えた程度だった。また、6機のエジプト空軍機を撃墜したが、イスラエル空軍のA-4攻撃機2機が対空砲火で撃墜され、乗員2名が戦死した。
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