佐藤佐吉 (映画監督)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 佐藤佐吉 (映画監督)の意味・解説 

佐藤佐吉 (映画監督)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 04:02 UTC 版)

さとう さきち
佐藤 佐吉
生年月日 (1964-05-13) 1964年5月13日(60歳)
出生地 日本 大阪府[1]
職業 映画監督脚本家俳優
ジャンル 映画Vシネマテレビドラマミュージック・ビデオ
活動期間 1999年 -
主な作品
殺し屋1
テンプレートを表示

佐藤 佐吉(さとう さきち、1964年5月13日[1] - )は、日本映画監督脚本家俳優である。俳優としてはザズウに所属(監督・脚本家としてはフリー)。

来歴

大阪府出身。大学卒業後、教科書出版社に入社。1980年代にビデオブームが起こり、映画に精通した人と話をしたいという思いから、藤本義一が主宰する心斎橋大学に通う[2]。その後上京してキネマ旬報社に入社。キネマ旬報社がセゾングループ傘下となり西友映画事業部に移籍。東京国際映画祭ニッポンシネマナウ部門、さっぽろ映像セミナーサンダンス映画祭in東京を企画するなど映像作家発掘に尽力する一方で自身も創作活動を開始。

1999年、犬童一心監督『金髪の草原』にて脚本家デビュー。以後『オー!マイキー』や『殺し屋1』(2001年)、『極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU』(2003年)《ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭 最優秀脚本賞》など話題作の脚本を手がける[3]

2005年、『東京ゾンビ』で劇場長編映画監督デビュー[4]。2007年、『そんな無茶な!』をプロデュースする[5]

2011年、オーバーハウゼン国際短編映画祭にて、坂本龍一総合監修《にほんのうた》シリーズの『春の小川』を監督し、審査員特別賞を受賞。

2015年NHKのEテレで放送された対戦型番組『Eテレ・ジャッジ』において脚本・演出した『谷グチ夫妻』が初代優勝企画となり、その後NHKどーがステーション番組内ランキングにおいて30週間連続して通算再生ランキング1位となる。

役者としても『キルビル』『アフタースクール』『破門 (疫病神シリーズ)』『煙霞』『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』『拾われた男 Lost Man Found』など様々な映像作品に出演している。

2016年よりNHK BSプレミアムにおいて満島ひかり主演、シリーズ・江戸川乱歩短編集(『心理試験』『何者』『お勢登場』『怪人二十面相』)、池松壮亮主演、シリーズ・横溝正史短編集(『殺人鬼』『華やかな野獣』)を手がける。

近年は2021年 9月28 - 30日 新国立劇場中劇場 朗読劇『湯布院奇行』(出演:成田凌 黒木華 コムアイ)など舞台脚本にも活動の場を広げている。

2024年、脚本を担当しVシネマでありながらカンヌ国際映画祭監督週間に招待された『極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU』の35mmプリントが奇跡的に発見され、6月15日よりシアター・イメージホーラムにて初の劇場公開。

次回脚本作品はジョージアのヴァジコ・チャッキアニ監督『BEES’ BUZZ』(2025撮影予定)[1]

最新監督作品は2025年4月 NHK BSプレミアム放送 シリーズ・横溝正史短編集悪魔の降誕祭』(主演:池松壮亮 月城かなと 竹本織大夫 ヤン・イクチュン)

映画美学校 脚本コース担当講師。(2021〜)

立教大学 映像身体学科兼任講師。(2023〜2024)

フィルモグラフィー

映画

  • 金髪の草原(2000年) - 脚本 ※ゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ
  • 殺し屋1(2001年) - 脚本・出演 ※日本映画プロフェッショナル大賞
  • カラー・オブ・ライフ(2001年) - 脚本
  • スワンズソング(2002年) - 脚本
  • マッスルヒート(2002年) - 脚本協力
  • ミスター・ルーキー(2002年) - 原案
  • セクシードリンク大作戦 神様のくれた酒(2003年) - 脚本
  • トーリ(2003年) - 脚本
  • 最も危険な刑事まつり「ウルトラマソ刑事」(2003年) - 監督・出演 ※ロッテルダム国際映画祭招待作品
  • 運命人間(2004年) - 脚本
  • 東京ゾンビ(2005年) - 監督・脚本 ※モントリオール・ファンタジア国際映画祭招待作品
  • チェーン 連鎖呪殺(2005年) - 脚本
  • デコトラの鷲「愛と涙の男鹿半島」(2006年) - 脚本
  • そんな無茶な!(2007年) - 製作
  • きまぐれロボット(2007年) - 脚本
  • 平凡ポンチ(2008年) - 監督・脚本・出演
  • 昆虫探偵 ヨシダヨシミ(2010年) - 監督・脚本 ※ウディネ・ファーイースト国際映画祭招待作品
  • にほんのうたフィルム「春の小川」(2010年) - 監督・脚本 ※オーバーハウゼン国際短編映画祭 審査員特別賞
  • 青春H「半分処女とゼロ男」(2011年) - 監督・脚本
  • Miss Boys! 決戦は甲子園(2011年) - 監督・原案
    • Miss Boys! 友情のゆくへ(2012年) - 監督・原案
  • 東京闇虫 (2013年) - 監督・脚本
    • 東京闇虫 第二章(2013年) - 監督・脚本
    • 東京闇虫 パンドラ(2015年) - 監督・脚本
  • 草原の椅子(2013年) - 企画開発協力
  • 奴隷区 僕と23人の奴隷 (2014年) - 監督・脚本
  • 彼岸島デラックス(2016年) - 脚本
  • 蠱毒 ミートボールマシン(2017年) - 脚本
  • 黒い乙女Q(2019年) - 監督・脚本
    • 黒い乙女A(2019年) - 監督・脚本
  • 麻雀放浪記2020(2019年) - 脚本
  • 極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU (2024) -脚本

Vシネマ

テレビ

舞台

ミュージック・ビデオ

出演

映画

Vシネマ

テレビ

脚注

  1. ^ a b Staff”. 東京ゾンビ. テレビ東京. 2014年9月27日閲覧。
  2. ^ NHKBSドラマ《新!少年探偵団》「怪人二十面相」演出:佐藤佐吉インタビュー | cinemas PLUS”. cinema.ne.jp. 2021年10月14日閲覧。
  3. ^ 必見!これが噂の脱力系ゾンビ映画だ!”. INTRO (2005年12月2日). 2014年9月27日閲覧。
  4. ^ 「東京ゾンビ」のハゲ役で、大いに悩んだ哀川翔”. 映画.com (2005年12月6日). 2014年9月27日閲覧。
  5. ^ 『そんな無茶な!』佐藤佐吉インタビュー”. 映画芸術 (2007年9月7日). 2014年9月27日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「佐藤佐吉 (映画監督)」の関連用語

佐藤佐吉 (映画監督)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



佐藤佐吉 (映画監督)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの佐藤佐吉 (映画監督) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS