佐井寺とは? わかりやすく解説

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佐井寺

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

佐井寺

読み方:サイジsaiji

初演 元禄7(大坂岩井半四郎座)


佐井寺

読み方:サイデラ(saidera)

所在 大阪府吹田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

佐井寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 07:16 UTC 版)

佐井寺の現在の本殿(奥)と、府内で2番目に古いとされる鐘楼(手前)

佐井寺(さいでら)は、大阪府吹田市佐井寺にある真言宗の寺院。山田寺(さんでんじ)とも号する。本堂の十一面観音とあわせて、境内の薬師堂の薬師如来も信仰を集めている。

歴史

寺伝によれば天武天皇6年(677年)道昭の草庵が起こりで、道薬・行基と相承。 天平7年(735年)2月16日、行基が裏山の瑞光に気がつき、その地を掘ると栴檀香木の観音像が出現したのでこれを本尊とし、詔を得て伽藍を草創し、坊舎60余院となる。 弘仁5年(814年)と弘仁7年に嵯峨天皇よりそれぞれ綿百屯を施入している。 また「拾芥抄」には公家恒例御読経21カ寺に列している。 天正年中(1573年~1592年)に兵火に罹り、伽藍坊舎を失い、諸仏を草堂に安置した。 正保4年(1647年)僧楽順が観音の夢告を受けて再興。領主板倉周防守も梵鐘を寄附す。

  • 行基山 当寺の西にある本尊出現の霊地で、愛宕山とも呼ばれる。山上に行基松と呼ばれた大きな松があったが、明治3年の暴風で倒れたという。
  • 「佐井の清水」 寺名の由来となった「お香水」で、寺の北方にある地下水。当寺に水が乏しいので行基が祈祷で湧出したと伝え、江戸時代には境内に引かれて眼病の特効薬とされた。
  • 五衰殿塔 御読経供養の塔という三重の石塔婆。

文化財

大阪府指定文化財
  • 木造地蔵菩薩立像 - 平安時代(昭和45年2月20日指定)
地蔵塚から行基が発掘したと伝え、維新まで伊射奈岐神社境内の地蔵堂に安置されていた。

前後の札所

摂津国八十八箇所
43 圓照寺 - 44 佐井寺(薬師堂) - 45 金剛院
摂津国三十三箇所
28 圓照寺 - 29 佐井寺(本堂) - 30 常光円満寺

交通アクセス

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出典

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