低地への移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 09:05 UTC 版)
パルスオキシメーターで酸素不足が確認されたら、根本的な治療は低地に移動することである。重症の場合は、直ちに集中的治療が必要である。他に上記のリスク因子を持つ者への対処として、危険因子を持つ者や軽症(下山を要さない程度)の者は1日当たりの登高を500メートル以下にする、他に高地での激しい運動を回避するなどが挙げられる。負傷や症状の進行により移動が困難な場合はガモウバッグと呼ばれる可搬式の加圧カプセルに入りカプセル内の気圧を上げることで疑似的に標高を下げる方法もあるが、症状が軽微な場合は高度馴化をいたずらに遅らせるため使用は推奨されない。
※この「低地への移動」の解説は、「高山病」の解説の一部です。
「低地への移動」を含む「高山病」の記事については、「高山病」の概要を参照ください。
- 低地への移動のページへのリンク